車の修理でどうしても切っても切れない作業が溶接の作業になります。
ドアやバンパーなどのネジで取り付けられている部品の交換作業は想像が付くかと思いますが、、、、、、、、
リアフェンダー・天井・サイドステップはどうやって交換するの?
となりませんか?今回はボディーに一体化された部分の交換作業の解説をしていきたいと思います~~。まずは、スポット溶接について解説致します!
スポット溶接とは?
金属の接合法である溶接の一種である。点で接合されることからこの呼称を持つ。 重ね合わせた金属部材を、電極の先端で挟み、加熱・溶接する方法。点溶接。
wikipedia・デジタル大辞泉
イメージつきますか?う~~~~ん?
つまり鉄と鉄を重ね合わせ専用のペンチみたいなんで挟むと、挟んだ部分だけ溶け合って引っ付くんです!
リテラシー無しの文章になりました~汗
百聞は一見にしかず(下記写真参照)(ドアを開けた部分です)
イメージ出来ましたでしょうか?ネジの取り付けでは無いパーツはすべてと言って過言では無いぐらい車の溶接はこの溶接方法で構成されているのです。
下記写真の様な誰もがイメージする溶接方法では無いのです。
損傷したパネルの周りすべてにこのスポット溶接がされておりこの溶接部分を専用のドリルで穴を開けて行きパネル接合部分を切ると、、、、、、、
じゃじゃ~~ん
外れます~笑
中にはグレーのインナーパネルが残ります。
そっ、そーうなんです。
外のパネルはすべてこのインナーパネルの上に溶接されたもので表面的なパネルなのです!簡単言えば体で言う衣服の様なものでしょうか?また、自動車にとって本当の核となるのは、このインナーパネルやフレームになります。事故車と言われる車もこのインナーパネルやフレームに損傷を及ぼした車の事を指します。
後は切り取った大きさに切った新品のパネルを取り付け同じくスポット溶接にて取り付けていきます!取りつける位置は重要で隣り合わせるパネルの隙間が左右違いなく元に位置固定するのは至難の業です。上下横斜め傾きとまさに3次元的な調整が必要です。また隙間を調整する為には、取り外していた近隣パネルをその都度取り付け1mm2mmの調整が何度か続くのです。
サイドステップや天井・ピラー・バックパネル・インナーパネル・フレームなどがこの手法による交換となります。
防錆能力が落ち車の錆びの原因となる
解説しました作業ですがこっそりつぶやきます、、、、、、
新車時より防錆能力が落ちます。
修理出来るのであれば板金修理をお勧め致します!
解説通り新車時の溶接を剥がし戻しますが、もちろん防錆塗料、WAXを充分の塗布し溶接しますが限界があります。溶接するときに防錆塗料が焼けたり、剥がれたりと、、、、やはり新車ラインでロボットがする溶接の状態がBESTなのです!また防錆処理の一つのボディーシーラーの形状や、溶接跡も変わってしまい将来的に売却する場合事故車と判断される場合もありますし、錆びや水漏れに発展する可能性もゼロではありません。また交換となると損傷部分以外の溶接も剥がすため新車からは大きく変わってしまうのです。
以上の事から、溶接修理の場合は良く修理業者と話し合ってからの修理をお勧め致します。
交換は最終手段とお考え下さい~~。
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