板金塗装は事故やいたずら等により、損傷を受けた自動車のボディーパーツを、板金と塗装の二つの工程を経て、修復・再生することを目的として行われる。建築物などの材料加工や修復についても呼ばれることがあるが、一般的には、自動車の修復作業を指す。

板金とは
鈑金作業はおおまかに「形を整える作業」を指す。板金ハンマーと当て板を使用するハンマリングによる板金が代表的なものになるが、スタッド溶接機を使用するものや盛り半田を使用するものなど、その方法は多岐にわたる。また、ボディパーツの部品交換作業や塗装作業に伴う部品の脱着作業も板金の一部として扱われる場合が多い。また板金の仕事には骨格部に及ぶ車そのものが曲がった等の大きな損傷の修理が行われる。
塗装とは
塗装作業はおおまかに「色と表面を整える作業」を指す。板金によって整えられたボディパーツや新品に交換されるボディーパーツに対し、吹きつけ等の塗装を行うことにより、元の状態に近い装飾を行う作業である

板金職人と塗装職人の違い
板金塗装工場では、ほとんど塗装職人と板金職人がいて作業を分担しています。板金職人は板金だけをし塗装をする事は有りませんし、塗装職人は板金をする事は有りません。全くの別の職人となります。
修理の流れはまず、板金職人が事故で損傷した大方の表面を作ります。ある時点で塗装職人に受け渡し表面に塗装し、板金職人が組み付けたりし完成となります。
この受け渡しのある時点は、工場により変わります。大方の場合、表面の歪が取れた状態でしょうか?そこから、塗装職人が細かな歪、ペーパー目を調整しサフェーサーを塗布する流れです。
板金塗装の工程
板金塗装の工程の流れを解説したいと思います。
板金職人により
部品を分解、損傷確認
フレーム修正・溶接のパネルの交換・パネルの板金・新品パネル交換
塗装職人が
下地処理
調色
マスキング
塗装
磨き
板金職人が
部品の組み付け
塗装職人・板金職人が
最終の磨き・隙間等のチェック
洗車、納車となります。
また、完全に作業分担と書きましたが、最近では人手不足などで一人二役が求められており板金塗装の両方の作業が出来る職人も増えてきていますし求められています。
もし、板金塗装職人を目指すのであれば、一つ一つ着実に作業を物にしていけば板金と塗装の両方が出来るスーパー職人を目指すのも自分の武器になるのは間違い有りません。高みを目指して下さい~ではでは。
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