板金塗装には欠かせない色のお話を解説いたします。車にはカラー番号という物が必ずあります。多くはボンネット中にあるコーションプレートと言われる車体番号などが明記されているプレートに明記されています。
上記写真はレクサスLSのコーションプレートです。赤丸がカラー番号となります。左ピラーに張り付けられていました。この車両のカラーナンバーは085です。板金塗装業者は下記写真のように塗料の原色(色鉛筆でのカラー原色の様な物です。)を在庫しておりその自動車補修塗料メーカーのデーターベースで085ならホワイト原色を50g青を10g黄色10gとデーター通りに計りを使い作成いたします。これで70%~90%ぐらいの精度の色が出来上がります。これで終わりではありません。ここからが職人の腕の見せ所となる訳です。
調色
上記方法で基本の色を作成し、実際に色板に試し吹きします。その色板を車の実際のパネル部分と比べ色の調整を致します。この作業は経験が発揮いたします。車両の色は鉱物などを含んでいて蛍光灯の光、水銀灯、LED、太陽、影の中と七変化しますのでさまざまな状況で違いが分からない色を作成する必要があります。また、光が正面から入った正面・光が斜めから入ったすかしの色味を調色する必要があります。また厄介なのが、最低でも色は95%以上の色合わせが出来ていなければ誰が見ても違和感を感じる事です。職人さんが素早くミス無しに調色出来る様になるには3,4年かかるのではないでしょうか?
色の三原則
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