いざ、事故してしまうと、初めての事なので、どうしたら良いの？過失割合、免責、車両保険など初めて聞く言葉ばかりでパニックに、、、、。では、ご安心下さい、、、、。
もと車屋さんがじっくりと解説していきたいと思います！
目次
過失割合とは？
過失割合とは、相手のある事故でのお互いの責任の割合です。これは事故による損害などを賠償する為の指数となりますので少しでも自分の責任が悪くないように交渉が必要となります。
過失割合の決め方
ほとんどの事故の場合、現在までに起きた事故の判例を基におよその過失割合が決まります。有名どころで言えば後方からの追突（おかま）。これは１０：０で追突した側が責任を有する場合がほとんどです。あと一旦停止をせず優先道路に飛び出し追突した場合などは８：２や７：３などおよその責任負担が判例により創造が出来るのです。相手と自分の保険会社も、
この判例を基に責任割合（過失割合）を決め賠償の割合を決めてゆきます。
過失割合は交渉出来る
長きに渡りお客様の事故ケースや自分での事故の経験上、過失割合は交渉出来ます。
後ろから一方的に追突したなどは難しいかもしれませんが交差点がない事故などは８：２から７：３などもしくは６：４などに交渉次第では変わる事を多く見てきました。
これはお互いが自分の任意保険を使用し車両保険もお互い使用するのであれば、あまり有効ではないかも知れませんが、こちらが車両保険に未加入の車両で事故を起こした場合などは少しでも過失を軽くし自分の車の修理代金の負担を軽くする事に直結いたします。
もし時間的余裕があるのであれば難しい事は判らなくとも感覚で７：３は納得できない９：１でしか示談できないなど十分に時間を掛けて交渉をするのも必要です。
過失割合が10:0で変わる意味合い
過失割合が１０：０と９：１では意味合いが大きく変わります。例えば後方より一方的に追突された場合、自分の車の修理代はもちろん、必要であればその車が修理している間のレンタカー代を請求できます。
しかし、少しでも過失があればなかなかレンタカー代金の請求は難しく思われます。一部、過失割合の裁判などになれば損害額にレンタカー代の過失分を請求する場合もあるそうです。
また修理業者の感覚としまして修理内容も１０：０では変わります。
例えばバンパー修理なども少しの損傷でも新品に交換などの要望が通りやすく感じます。
これらから、出来るのであれば交渉で過失を１０にしない、または０にするといった事は常に意識する必要があります。
時より事故現場で上記のことを意識し一方的に１０：０を誓約してくる事例もありますので安易に答えず保険会社に任せたいとの事をはっきり伝え保険会社とよく相談し対応されるようにお勧めいたします。
保険修理とは
保険修理とは事故で発生した車の損害を自分の車両保険または相手の対物保険で修理する方法です。また車屋さん的には非常に利益が上がりやすい修理方法となります。
車両保険での修理
車両保険はご自分で加入する保険となります。例えば単独で壁に接触し破損した車の損傷をカバーしたり、相手の車などに一方的に追突してしまい損傷した場合にご自分の車の損傷をカバー出来る保険です。
こちらの保険は高額である為、値段を安くする為に色々なパターンの車両保険があります。使用するのに５万円や１０万円の免責が必要となる免責つきの車両保険や、エコノミー保険では単独事故不可、相手のある場合のみ対応など限定的な車両保険も各社用意があるようなので充分に保険会社窓口でご説明をお聞き下さい。
免責とは
免責とはいわば高額の車両保険に条件をつけて安くする保険の仕組みです。車両保険に免責をつけると保険料が安くなります。
例えば一回目５万二回目１０万などがあります。これは一回目に車両保険を使用する時に、車両の修理代金が総額２０万円であっても修理業者に保険会社から１５万円しか払われず残りの５万円は保険の契約者が払って下さいというものです。その年度内に二回目を使うなら１０万円は契約者が負担と言う事です。これにより保険料が安くなります。
こっそりお教え致します。この免責代は比較的交渉で値引きをする業者さんが多いです。なぜか？それは非常に保険修理の利益率がいい為です。
お客様への請求だと値切られたり他社との見積もりの比較等がありますが、保険会社請求になると細かな部分まで請求できるからです。普通の修理の金額の２，３倍請求出来る場合もあります。
例えば見積もりを致します。その金額が１０万円となった場合でも途中に新たな損傷を発見しても多くの業者は見積もり後という事でお客様には言わず、業者負担で済ます事も多いのではないでしょうか？
相手が保険会社ですと新たな損傷箇所も、きっちり追加として請求出来ると言う事です。また、ディーラーが出す見積もりのレベルを請求出来ることが多く、お客様には定価の８割ぐらいで普段請求している会社も保険会社には値引きなしで請求出来る場合も少なくないです。
これにより大きな損傷であれば本来５万円の免責があっても交渉で０負担や３万円だけの負担などに出来る可能性が有ります。是非お付き合いの業者さんにご相談してみては如何でしょうか？
またお金の値引きではなく、ついでに他の傷も直して頂くなどの方法もあるかもしれません！！
対物保険での修理
一方的にぶつけられて相手の保険で修理する場合は、相手の保険（対物保険）で賠償されます。上記の過失割合が10:0で変わる意味合いの記事中にもあるようにこの場合、レッカー代金や修理中のレンタカー・代車代、少しの傷でも新品への交換が認められたりと車両保険修理とは少し内容が変わります。
こっそりお教えいたします。この場合修理業者も普段無料で出している台車やレンタカー代金またはレッカー代などを保険会社に請求出来る為、格段に利益率が高くなることが少なくないです。なかにはお見舞金としてキャッシュバックされてる業者さんもいるみたいです。例えば以前から気になっていた傷を交渉で無料または格安で修理をお願いしてみてみるのはいかがでしょうか。
まとめ
保険修理は車屋さんからすると非常に利益率の高い修理となります！上記で説明したように免責代の値引き、他の傷を修理して頂くなどをお願いしても充分に利益が出る場合が多いですので是非交渉して下さい～！
※ディーラーでは難しく思われます。
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