コアサポート。聞きなれない言葉ですね~車の構成パーツの名前です。
まずは、コアサポートは何処の事なの?どう言う役目なの?修理はどうやって行なうの?などなど解説していきたいと思います。
コアサポートとは?
では、コアサポートの場所は、、、、、。イラストをご用意致しました。
イラストの④番の場所がコアサポートになります。人間で言う顔の骨の様な場所でしょうか?また、①はクロスメンバーと言う名称でコアサポートとは一体化しています。
コアサポートは表からは見えず、ボンネットなどを開くとちょうどコアサポートの上部(アッパーサポート)が露出致します。
人間の顔の骨と言うだけあって重要な役割を致します。ボンネット、ヘッドライト、フロントバンパー、ラジエーター、コンデンサーと多くの部品が取り付けられておりそれぞれの部品の位置決めを数ミリ単位で調整している場所なのです。また、クロスメンバーには、ラジエーターとコンデンサーの乗っている状態になります。
ちなみにこの部品の損傷は車に修復歴のレッテルを下す重要場所ともなります。記事の車の査定の修復歴の基準もお読み頂ければより詳しくお分かり頂けます。
FITのコアサポートの損傷
では実際のFITのコアサポートの写真となります。赤丸部分に損傷があります。バンパーホースメントがくの字に曲がり、取り付け土台のコアサポートの先やコンデンサーに損傷を与えています。
コアサポートの損傷の特徴は先に説明したように、多くの部品が取り付けられている為、損傷を修理する場合すべての部品を取り外す必要があります。
その為、比較的修理費は高額になる場合が非常に多い箇所になります。
上から見るとコアサポート上部のアッパーサポートがバッテリーに接触し、またヘッドライトのステーにも損傷しています!!!!!!
コアサポートの損傷は取り付けられている部品に損傷を波及させてしまうのです!
コアサポートが損傷すると、取り付けられている部品に損傷が波及する為この理由からも損傷の修理が高額になってしまうのです。
コアサポートがこのように後ろに下がっている場合はほとんどがバンパー、ヘッドライト、コンデンサー、ラジエーター、ボンネット、グリルに損傷が波及しており20万30万と高額な修理費になってしまいます~涙
実際このFITもボンネット交換、ヘッドライト左右交換、フロントバンパー交換、グリル交換と30万オーバーでした~涙
もはやこれは車?となりますが、コアサポートの板金塗装は上記写真のようにコンデンサー、コアサポートなどすべてを取り外し、スペースを確保し板金塗装となります。また色は内板色でグレーの場合が多いです。
さまざまな形のコアサポート
各車種によってコアサポート形はさまざまです。ボディーの衝突した場合などの衝撃を吸収する役目もあり、昔の車ともまた、ぜんぜん形が変わってきています。
フロントの修復歴車の購入はお勧めしない理由
記事の修復歴ありの車は大丈夫?でもご紹介致しましたが、コアサポートの場所や役割、修理費が高くなる理由がお分かりいただけたでしょうか?
中古車でこのコアサポートを修復された車は、完璧に修理していないと、
さまざまな不具合が発生するのです!
例えば、、、、、。
ヘッドライトやグリル、ボンネットなどの隙間が合っていない。
取り付け部品のコアサポートとの取り付け部分が損傷したままになっている。
コンデンサーラジエーターが損傷したままで修理されていない。
また、安く仕上げる為それぞれのパーツに中古部品が使われている。
部品の取り外しがされず修理されている為、塗装のひびなどで防錆がされていなく今後の錆びの原因になる。
などなどさまざまな不具合の元が潜んでくるのです!
ではここで、簡単な見分け方のご紹介をさせて頂きます!
コアサポートの修復歴の見分け方
エンジンルーム内のパネルは新車時からそれぞれのパーツが同時に汚れていく為、コアサポートを修理すれば、その場所だけ綺麗な状態になりますので、修理した後などは比較的判断しやすいかと思われます。またひたすら、事故車を修理しオークションに出品する業者などは、
わざと汚したりもするぐらいです!これをされると判断が難しくなります。
懐中電灯などで、奥の奥まで除けば何処かしら綺麗な場所や違和感をかじれるかも知れませんので注意して見てください。
例えば左右で色が違う、左右のシールの形が違うなどなどです。
また、大きな事故になれば、同時にボンネットの交換をしている場合も多いので、ボンネットの取り付けネジの剥げ、ボンネット裏のシールの形状などで交換があれば、コアサポートの修復も濃厚となりますよ~
では最後までお付き合い頂き有難う御座いました。
是非最高の中古車をお選び頂く参考にして頂ければ幸いで御座います~
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